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C
Carole King | charlatans |
the Chemical Brothers | The Clash |
Coldplay | The Coral |
Cream | Creed |
Crosby,Stills & Nash(&Young) | Creedence Clearwater Revival |
Carole King / Tapestry
評価 A 超名盤
女性シンガーソングライターといえばこの人です。秀でたメロディセンス、この歌声とクリアな楽曲はこれからも永遠に愛されることでしょう。彼女の全てが詰まってるというほどのアルバムです。
このジャケットいいですね。明暗のコントラストが実にうまく、力強いです。
Comig soon
Coldplay / Parachutes
評価 A
Coldplay、デビュー「Yellow」「Shiver」「Don't panic」などなど名曲が詰め込まれたアルバムです。繊細な音でいて、壮大です。400万枚のヒットを記録した珠玉の1枚。
僕は、2ndから入ったので、これを聞いたときは少し違和感がありました。「なんだかやわらかい」そんな印象をうけましたね。1曲目から力強く、癒されるようですが、僕は2ndの一気に張りつめられる緊張感が好きだったので納得いかずに、他の曲もよく聞こえませんでした。が、5を聞いたとき、何かが変わりました。まるで解き放たれたようです。「何なんだこれは」とただ感動しました。んで、もう1度1から聞いてみると、メチャメチャいいじゃないですか。壮大で、圧倒されるようなスケールで癒してくれます。僕としてはこれに攻撃性があれば最高なのですが、そういうアルバムじゃないですね。
アルバムの流れ、完成度としてはそこまでじゃないかもしれませんが、すばらしいソングライティングに「Yellow」があればなにもいわないです。(^^;) (「shiver」も最高)
Coldplay / A rush of blood to the head
評価 A+
アメリカでも売れている数少ないUKバンドです。このアルバム5曲目の「Clocks」がグラミー賞をとりました。(主要4部門の内の一つ)どうして彼らはアメリカでも売れるのか。そのへんの推量は別のところで。俺にゃムリ。
「頭に血が勢いよく上ること」ですかね。邦題の「静寂の世界」はそんな興奮状態での、極度の集中により生まれる静寂と言いたいのでしょうか。
このアルバムは良くも悪くも「ひきこもり」といった印象をうけました。前作と聞き比べてみると、音の広がりが格段によくなっています。立体的になったのだけど、どこか内向的で暗く、締め切った部屋の様な空間を思わせる音の様に感じました。
音の広がりからバンドの潜在能力の高さが伝わってくるアルバムです。1からアルバムの持つ世界観へ引き込まれます。前作にはない緊張感が漂います。2もそんな感じ、どこか暗いです。4はクリスの声が優しく響きます。やわらかいのに張りつめた音で、閉塞した雰囲気で曲が進みサビの部分で今までにない解放感を感じることが出来ます。湿ったような無表情な音、冷淡なようで緩和、ひきこもりのような、そんな印象をうけるアルバムです。 5は大好きですね。まさにこのアルバムを映し出している曲だと思います。美しいです。相変わらず、彼らははきれいな完成されたメロディを書きます。サビでの解放感が見事な6、今までの緊張感を解きほぐすような8、打って変わって張りつめたような空気の流れる9と佳曲揃いです。最後の10,11の徐々に盛り上がっていく曲調といい、8からの流れが見事ですね。
今作では持っている世界観が前よりはるかに大きくなっています。ただ、前作にあった純粋な歌の強さ、包み込まれるような雄大さは減っていて「スケールが大きくなった」というと語弊があるような気がします。1stが好きな人は2ndがいまいち、1stが今ひとつだった人は2ndを気に入るといった傾向のようなものがありますが、1stは「クリスの歌」としての繊細さが売りだったのに比べ2ndはクリスの歌が「バンドの音」として成り立っているというのが印象を変えているのでしょう。僕はどっちも好きですが。Coldplayを聞く人は両方のアルバムを聞き比べるのがいいと思います。Coldplay関連雑記
<'05年上半期北米アルバムセールストップ10>
1 『Massacre』50セント(402万枚)
2 『The Emancipation of Mimi』マライア・キャリー(230万枚)
3 『Documentary』ザ・ゲーム (211万枚)
4 『American Idiot』グリーン・デイ(193万枚)
5 『Breakaway』 ケリー・クラークソン(160万枚)
6 『Love Angel Music Baby』グウェン・ステファニー (152万枚)
7 『X&Y』コールドプレイ 138万枚
8 『Hot Fuss』ザ・キラーズ 131万枚
9 『Now 18』 (121万枚)
10『Eminem Encore』エミネム(116万枚)
ビビった。50セントってここまで人気なのか。マッサカーなんて日本人にはギャグとしか思えないタイトルなのに。G-Unitも聞いたけど、僕はHIOP HOP好きなほうですが50セントは全く好きになれませんね。魅力が今ひとつ分からない。 それに比べ、エミネムは不調ですね。エンターテイナーとしても、ラッパーとしても輝きを失いつつあります。飽きられたとかではなく、単につまらないんですよね。マイケル批判もブッシュ批判も曲もネタ切れを感じさせます。つっても100万枚売ってたら十分か。
この中でコールドプレイとキラーズの二つが異彩を放っていますね。どちらも好きではあるけど売れる理由は?コールドプレイはデビュー当時からラジオ・プロモーションをしっかりやり、ツアーも行うなどアメリカを視野に入れて活動してきたということが言われていますね。そして、彼らが非常にいいタイミングでデビューしたということも重要です。デビュー作はブリットポップ終演後の方向性に見事に合った音で、叙情派などと言われて大ヒット。世界中で売れて、グラミー賞も受賞しました。さらに次作は歌だけではなく、バンドとしての力も備えていることを見せるアルバムを作り上げました。この楽曲の絶妙な抑揚のつけ方には引き込まれます。このアルバムは1700万枚以上売れて、グラミー賞も2作続けて受賞しました。 そんなこんなで超大物となったバンドの3rdですから売れるのは当然なわけです。が、そうやってさらりと言うには1st,2ndの売れ方は凄いというかいびつです。オアシスも失敗し、U2もヨシュア・トゥリーでようやく成し遂げたことを、わずか3年でやってしまった理由は?プロモをしっかりとやっていたからというのだけでは小さすぎる。プロモに力を入れていたらTRAVISもアメリカでヒットしたのかというと、それは違う気がする。「良質のPOPソングとと内省的な歌詞がアメリカて求められていたのだ」というのは、TRAVISにも当てはまるだろうから、今ひとつ説明できていない。 「影響を受けたアーティストやメロディの質がアメリカ寄りなのだ」というのは分かる。トラヴィスとコールドプレイは叙情系といっても性質が違うのだということなのでしょう。けど、そんな単純なのか?と思ってしまいますね。
延々と書いてきたわけですが、コールドプレイの3rdアルバムが売れる理由である1st、2ndが売れた理由は断言できません。上の長い文章をぶっちゃけると「彼らが売れたのは時勢とか雰囲気とかがあってたから。」という情けない文章になってしまいます。もう、深く考えるのやめよう。
ついでにぶっちゃけると、オアシスもU2もコールドプレイもトラヴィスもいい曲をかいて、いいバンドで、僕は皆大好きだから何で売れるかとかどうでもいいや。(笑)
(サイトコンセプト:君が気にいればそれでいい で逃げる)
Crosby, Stills, & Nash
評価 A+ 名盤
CSNのデビューアルバムです。バーズのデヴィット・クロスビー、バッファロースプリングフィールドのスティーブン・スティルス、ホリーズのグラハム・ナッシュの3人が集まり結成されたCSNです。豪華メンバーです。親父から、洋楽聞き始めて間もないころにもらったのですが、最初は、どこがいいのか全く分からなかったのを覚えています。だいぶたってから、もう1度聞いたら、ギターの音色に美しいハーモニーのとりこになりました。オープンチューニングを多用した音色がきれいです。
1曲目のイントロから大好きです。2曲目は軽快でいい曲ですね。何だかフワッとして全く重みを感じさせず、最高です。4、5、8といいですが、全曲おすすめです。主旋律とコーラスが分からないような曲の作りがじつに幻想的で美しいです。
これが発売されたのは1969年、ユートピア精神の終わりの年です。思い描いた理想は幻想でしかなかったと気づき始めたころ、そんな時代の移り目を彼らの音はあらわしてるかのようです。祭りは終わったのだ。
非常に完成度の高い名盤です。
Crosby, Stills, Nash, & Young / Deja Vu
評価 S 超名盤
CSNにNeil Youngが加わって制作されたこのアルバムは高い完成度を誇っています。素朴の感じのする美しい楽曲ばかりです。グループサウンズっていうんですか?とにかくハーモニーが絶妙であります。発売前の予約だけで200万枚の売り上げを記録したCSNの2ndです。
Carry onのギターから始まります。これはハーモニーがすばらしい曲で大好きです。この曲はライブできいてほしいですね。4人の全力の声のハーモニーには鳥肌が立ちます。次のTeach Your Childerenは映画「小さな恋のメロディ」の主題歌になっていてそっちの思い入れの方が強いです。このアルバムの中じゃ浮いていますが名曲です。全曲いいのですが、4はどうだろう。Neil Youngまんますぎる。もちろんNeil Youngは大好きで、この曲も大好きなのですが、CSN&Yの中で、このアルバムの中でやる必要はあったのでしょうか。なんでも、この曲をきいてNeil Young加入に反対していたメンバーの気がかわったそうです。名曲ですが、Harvestにでもいれとけよ。
素朴といえば、この7がすごい好きですね。「our house,it's many many〜」と歌うところがたまらなく好きです。2も好きだし、ナッシュの曲は軽めでいい感じです。(前作の2もいいしね。)8はまたもやNeil Youngそのままですね、すきだけど。4,8の名曲があってコーラスが際だって、素朴さとわびしい様な静けさを出していると思います。こうやってつっこみどころがいくつかあるのに、完璧なまでの完成度というのすごいです。各自の個性が前面にだされていて、統一性はあまり感じられませんが、ピリッとした緊張感がただようアルバムです。最後に壮大な曲をもってくるところがいいですね。「Eerybody I love you」と響き渡ります。これで終わるのがまたわびしさを感じさせる。
言ってしまえば寄せ集めのスーパーグループ、最初からすでに解散の緊張が漂うバンドならではのピリッとした空気と、素朴な音なのに幻想的、すごく洗練されているのに土臭い楽曲があわさって素晴らしい世界観を出しています。まさにこのジャケットのイメージです。
20世紀少年で、「祭りのあとのような気持ちになる」といっていましたが、まさしくそんな音です。
Neil Youngがぬけて久々のCSNでのスタジオアルバム。ぶっちゃけイマイチ。
くわしくまた。